最近では、動物による癒し効果にも注目が集まっています。

特に生き甲斐がなかったり、無力感に悩まされている人などは、
自分よりもか弱く、世話をしてあげる必要のある仔猫や仔犬を飼うことで、
やりがいや自尊心を取り戻したケースがあるそうです。

守るべき存在があることで強くなるのは、
良い母親たちの姿を想像すれば、何となく分かるのではないでしょうか。

また単純に、精神的な癒しともなります。
民間のものではありますが、ウェルカムドック、セラピードックとしての訓練に力を入れているペットショップなどもあります。
(参考サイト:ぷっちんDog’s

実際に老人ホームなどを、セラピー気質な犬が訪問すると、
入居者たちに良い変化が訪れるそうです。

我が家でも1匹、小型犬を飼っているのですが、やはり助けられる部分は大きいです。
膝の上で眠っている姿を見ると、何だか穏やかな気持ちになります。
また落ち込んだときや、苛立つような出来事が起きたときに、
その子がペロリと私の顔を心配そうに舐めてくれたり、体をピトッと引っ付けてくると、
それだけで気持ちが和らぐものです。

と、惚気のような話になってしまいましたけど、
実はここまでの関係を築くには、それなりの道のりがありました。

「犬や猫は可愛くて癒されるから、と簡単に迎えることはお奨めしません」
特に精神的に余裕がないくらいに追い詰められている、とにかく癒されたいという状態の人は、
家族の協力が得られない限り、飼わないほうが良いと思います。

仔犬や仔猫は、かなり手がかかります。
私も最初は、

「しつけ本の通りに、しつけているのにトイレを覚えない」

「呼んでも来ない」

「世話しているのは私なのに、私よりも家族に懐いている気がする」

などなど、悩みを抱えたものです。
実際、育犬ノイローゼになる人や、嫉妬から犬を飼い続けたくなくなる人もいます。

特に犬の場合、犬の十戒とか、忠犬ハチ公とかの美談が持ち出され勝ちですけど、
いろんな人間がいるように、いろんな犬がいますから…
必ずあんなふうに、飼い主を一途に思ってくれるとは限りません。

うちの子も、誰にでも尻尾ぶんぶん。
知らない人にでも「可愛いー!おいでおいで!」と呼ばれたら、
私のことは置いて、嬉しそうに小走りで行ってしまいます…振り返りもしません^^;

また去勢や避妊、ワクチン代など、健康なときでも結構お金はかかります。

まとめると、動物による癒し効果は確かにありますが、
相手も生き物。性格には個々の差があること。
特に仔犬や仔猫のうちは手がかかるので、癒しどころか精神的な負担になるケースもあること。
成犬になっても、しつけをしていなければ苦労することになりますし、日常のお世話はもちろん必要です。
これらについてもよく理解したうえでの、検討をお奨めします。

もしも上手く行かなかったときに、犬が保健所行きや育犬放棄は悲しすぎますので。