非定型うつ病は、今までのうつ病以上に、

「それは甘えなのでは?」
「好きなことは出来るなら、唯のワガママなのでは?」

と、疑問視され理解されづらい傾向にあります。

「少なくとも、同じうつ病の系統ではないのでは?
だって症状が全然違うじゃない。」

と考える人もいるでしょう。
実は私も、初めて聞いたときに「非定型という風に分けるとはいえ、うつ病と呼んで良いものか」と首を傾げました。

しかし大抵の物事は表裏一体です。
躁うつ病などは、その分かりやすい例ではないでしょうか。

例えば、「家族が働き過ぎで入院する」という出来事が起きたときの感情の向くだって人それぞれです。

「私がこの人にもっと楽な仕事への転職を勧めていたらこんなことにはなかった!
そもそも私たちの生活のために無理をさせてしまった、情けない…」と自分を責める人もいるでしょう。

その反面、
「こんなことになったのは、会社が無理なスケジュールを押し付けたからだ!」と会社を責める人もいるでしょう。

ただ、
<strong>「何かを責めずにはいられないくらい、辛い心理状態だ」というのは共通</strong>していますよね。

表面的な感情の出方は違っても、その奥に抱えているものは同質なのです。

(前向きな心理状態なら、自分にも他人にも怒りを向けません。
反省はしますが、今は入院した家族を支えることに専念し、今後は同じ間違いを起こさないように留意しよう、と考えます。)

不眠と過眠、食欲不振と過食も反対なようでいて、
「眠りや食を正しく出来ない状態」
という意味では、共通しています。

好きなことも出来ない、と好きなことなら出来る、という違いに関しても、
結局、「本来の状態に比べると、動けなくなっている」という点には代わりありません。。
(単純に非定型うつ病の場合、全ての物事が出来なくなるほどにはなっていないだけ、という見方も出来るでしょう。)

愛と憎しみは相手に強い関心がある、という部分では近いように、
やはり非定型うつ病も、うつ病の一種なのだと言えるでしょう。

オススメ:心の病気について もっと分かる通信講座